7月のいろいろ
2021・07・31


 ♪ 関東地方は16日に梅雨明けが宣言され、一気に夏本番。

 ♪ 夏といえば、やはりカブトムシ。押し合いへし合い、先を争って、クヌギやコナラの樹液に群がります。
 ♪ カナブンやコクワガタも負けていません。


 ♪ カナブンに似た昆虫といえば、コガネムシやハナムグリがいますが、これはコガネムシの仲間のアオドウガネ。鈍く光る緑色が特徴です。6〜8月ごろ姿を見せます。


 ♪ 7月ごろから現れるショウリョウバッタ。斜め上に尖った頭とスマートな体型が特徴です。日本にいるバッタの中で最大。


 ♪ カマキリは、春に卵から孵化して幼虫になり、その後、6〜8回の脱皮を繰り返し、夏に成虫になります。
 ♪ この個体は羽がないので、まだ幼虫の段階。間もなく最後の脱皮(羽化)を行って、成虫になります。


 ♪ シオカラトンボか?、オオシオカラトンボか?、まぎらわしいことがよくあります。
 ♪ この個体は胴体が細いので、ぱっと見た感じ、シオカラトンボかな?と思いましたが、目が黒いのでオオシオカラトンボのようです。シオカラトンボの目はきれいな青緑色をしています。


 ♪ ぱっと見た感じは蝶らしくありません。胴が太く、色も地味なので、ガと間違われがちですが、セセリチョウの仲間・イチモンジセセリです。秋まで姿を見ることができます。


 ♪ 白っぽい色をしたルリシジミ。
 ♪ 発生期間が春先から晩秋までと長く、数も多いので、見かける機会が多いシジミチョウの仲間です。


 ♪ 中国大陸から持ち込まれた特定外来生物のアカボシゴマダラ。
 ♪ 在来種のゴマダラチョウやテングチョウなどとの競合が心配されていますが、三貫清水の雑木林でもかなり繁殖しています。


 ♪ エゴノキの実が鈴なりです。写真の中央上にエゴノネコアシもあります。


 ♪ 夏から秋にかけて花穂を出し、小さな花をたくさん咲かせるミズヒキ。
 ♪ 一つ一つの花は、上半分が赤で下半分は白。そのため、花穂を上から見ると赤、下から見ると白く見えることから、紅白の水引になぞらえて名前が付いています。


 ♪ ヤマグリの未成熟の実がたくさん落ちていました。この時期に落果するのは、早期落果・生理落果といいます。
 ♪ ここで落果せずに残った実が、8月、9月にどんどん成長し、収穫の秋を迎えます。


松井修一