ナナフシ3種 そろいぶみ
2021・07・05


 ♪ 埼玉県のレッドデータブック(絶滅危惧生物リスト)によると、県内で確認されているナナフシは@ナナフシモドキAエダナナフシBヤスマツトビナナフシCニホントビナナフシDシラキトビナナフシEトゲナナフシ----の6種。

 ♪ 三貫清水には、このうちナナフシモドキ、エダナナフシ、ヤスマツトビナナフシの3種が生息しています。今年は4月17日にナナフシモドキの生息を確認し、5月11日にエダナナフシ、6月26日にヤスマツトビナナフシの生息を確認しました。

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 ♪ 3種の中で一番たくさんいるのはナナフシモドキ。体も一番大きいので、比較的よく見つかります。三貫清水の雑木林のほぼ全域にいます。
 ♪ 特徴は「細長い体」と「短い触覚」。下の写真で、前に真っすぐ伸びているのは前足。顔の前に短い触覚があります。


 ♪ この写真を見ると、「短い触覚」がよく分かります。


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 ♪ これはエダナナフシ。「細長い体」と「長い触覚」が特徴です。


 ♪ 上の写真では分かりにくいかと思いますが、前に長く伸びているのが触覚、その間にあるのが前足です。


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 ♪ これはヤスマツトビナナフシ。「太めの体」と「細くて長い触覚」、そして「クリッとした目」が特徴です。

 ♪ 横から見ると、こんな感じ。細長いバッタ≠フようにも見えます。

 ♪ ヤスマツトビナナフシの「トビ」は、小さな翅(羽)があって飛ぶことができる種類のことです。下の写真の矢印のところが翅(羽)。こんな小さな翅(羽)で飛べるなんて、とても信じられませんが、この個体はまだ子どもです。大人になると、翅(羽)はもっと大きくなります。


松井修一