梅雨入り、そして夏近し?
2021・05・18


 ♪ 今年は梅雨入りが全国的に異例の早さ。九州から東海までが既に、例年より3週間ほど早く梅雨入りしました。関東も近々、梅雨入り宣言が出そうです。

 ♪ 梅雨到来となると、姿を現すのがカタツムリ。
 ♪ 三貫清水の草原でヒダリマキマイマイが、目を突き出しながら、のっそり・のっそり歩いていました。


 ♪ ヒダリマキマイマイは殻の大きさが5cmほどになる大型のカタツムリで、雑木林や草原にすみ、枯れ葉やキノコなどを食べます。
 ♪ 名前に「ヒダリマキ」と付いていますが、これがこのカタツムリの大きな特徴です。


 ♪ カタツムリは陸にすむ巻き貝の仲間です。日本には700から800種類ほどカタツムリがいるそうですが、そのほとんどは殻が右巻き。そういえば、サザエやタニシを初めとして、貝は右巻きが主流です。左巻きはごく少数なので、「ヒダリマキ」という名前が付いています。

 ♪ ところで、どちら回りが右巻きで、どちら回りが左巻きか? ふと考えてしまうことがありますが、人差し指を中に入れて両手を握り、上から見ます。左手の巻いている方向が左巻き、右手の巻いている方向が右巻きですね。


 ♪ 雑木林の日当たりのいい場所で、ウノハナ(卯の花)が咲き始めました。ウノハナといえば、思い出すのは童謡「夏は来ぬ」。実際の夏到来はまだまだ先ですが、この花を見ると、ついつい夏近しと思ってしまいます。


 ♪ 同じく、雑木林の日当たりのいい場所で、ニワトコが真っ赤な実を付けていました。鳥たちの好物です。

松井修一