5月下旬の花と虫たち
2023・05・29

 ♪ 卯(う)〜の花〜の匂う垣根に〜〜。
 ♪ 唱歌「夏は来ぬ」に歌われるウノハナの白が鮮やか!
 ♪ 夏近しを告げています。


 ♪ 前回5/18、エゴツルクビオトシブミの写真を掲載しましたが、同じ木(エゴノキ)にもう1匹いました。
 ♪ 今回は前回(右下丸写真)より首がかなり長いので、これはオスですね。前回は首が短いのでメス。
 ♪ オスを見ると、名前の由来が「なるほど!」と分かります。
 ♪   「エゴ」=エゴノキの葉を食べる
 ♪   「ツルクビ」=鶴のように首が長い
 ♪   「オトシブミ」=葉を「落とし文」のように丸める


 ♪ ところで「落とし文」とは、長い和紙に文章をしたため、くるくるっと巻いて、相手に送る昔の手紙のこと。
 ♪ 相手が通りそうな所に恋文を落として拾わせることから、「落とし文」と呼ばれました。
 ♪ 手紙を落としたり・・、ハンカチを落として相手に拾わせたり・・、昔の人は随分と手の込んだことをやったものです。


 ♪ 6月が近づく頃になると、虫の種類がどんどん増えてきます。
 ♪ 体長1〜2cm。初夏に姿を見せるラミーカミキリ。
 ♪ 薄〜く青みがかった白と、黒のコントラストがかっこいい!


 ♪ 面白い虫を見つけました。
 ♪ エノキの葉の裏で丸まっていました。何かの幼虫です。
 ♪ 体全体がプクッと丸くて、黄色地に黒の水玉模様。
 ♪ かわいい系のスイーツ・菓子のような姿をしています。
 ♪ 調べてみたら、ホシアシブトハバチ(右下丸写真)の幼虫でした。
 ♪ ホシアシブトハバチの成虫は見たことがありません。近々見られるかも。


 ♪ これはミズイロオナガシジミ。
 ♪ 夏の終わり頃まで見ることができるシジミチョウの仲間です。


 ♪ 雑木林の中を活発に飛び回るサトキマダラヒカゲ。
 ♪ コナラやクヌギの樹液を吸っている姿をよく見かけます。
 ♪ ドアップで撮ってみました。


 ♪ ドアップをもう1枚。
 ♪ 正面から見ると、あまりかわいくありませんが、ダイミョウセセリです。
 ♪ 蝶は体に毛が結構たくさん生えています。



松井修一