手にヘイケボタルが・・!
2020・07・31


 ♪ 三貫清水でホタルの撮影をされていた片岡さんから写真を送っていただきました。

 ♪ @木の葉で光るヘイケボタル=6月24日撮影


 ♪ A手の上で明滅するヘイケボタル=7月12日撮影(手は観察に来ていた松伏町の女性)


 ♪ 片岡さんは三貫清水の比較的近くにお住まいですが、これまでは、三貫清水のホタルのことをよくご存じなかったそうです。

 ♪ 「三貫清水でたくさんのホタルが見られることを、今回初めて知り」「コロナでテレワークだったので、三貫清水のホタルの撮影に何度も通いました」とのことです。

 ♪ きれいな写真をありがとうございました。

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 ♪ ところで、手が写っている写真Aについては、ちょっとした物語のようなものがあります。

 ♪ 三貫清水の会がホタル復活の取り組みを始めたのは20数年前。その中心人物の1人が赤木勇さんという方で、自宅でホタルを人工飼育するなど熱心に取り組んでこられました。ホタルだけでなく、自然保護にかかわる多彩な活動を手がけて各地を飛び回り、その中で出会った様々な方に三貫清水の自然を語ってこられました。

 ♪ 以下は、三貫清水のホタルを毎晩観察している金子さんの話です。

 ♪ 「松伏町に住むご家族が、三貫清水のホタルの観賞に来られました。このご家族は以前、赤木さんと群馬の山の中で会って三貫清水のことを聞いたそうで、その時の話を思い出して、今回来られたとのこと。赤木さんが去年12月に亡くなったことを伝えると、大変残念がっておられましたが、ご家族がホタルを観賞して帰ろうとした時、1匹のヘイケボタルが奥様の手にとまりました。赤木さんが『よく来てくれた』と言ったかのように」。

松井修一