特定外来生物「ガー」を発見
2020・05・23



 ♪ 三貫清水緑地の横を流れる鴨川。


 ♪ 橋の上からながめると、体長50〜60cmはある鯉が群れ泳いでいます。

 ♪ いつもの光景です。


 ♪ のどかだな〜と思いながら、ながめていると。

 ♪ う?・ん?・っ?・?・?

 ♪ 大きさは鯉とほぼ同じだけれど、姿の違うのが1匹泳いでいる。


 ♪ すぐにピンと来ました。

 ♪ 特定外来生物の「ガー」です。

 ♪ いやー、ついに三貫清水にも特定外来生物が来てしまいました!




 ♪ 特定外来生物とは、生態系などに被害を及ぼすため、飼育等が原則禁止され、「必要に応じて防除を行う」と定められている生き物です。人の指を食いちぎるほど凶暴なカミツキガメなどが有名ですね。

 ♪ 「ガー」にはいくつか種類がありますが、今回見つけたのは「アリゲーターガー」のようです。

 ♪ ワニのような口と顔を持ち、成長すると体長は2m超え。人を襲うことはないけれど、水生生物を捕食し自然生態系を破壊する。丈夫な魚で、野外で越冬します。

 ♪ 下の3枚の写真は、インターネットで拾ったアリゲーターガーの写真です。


 ♪ かつては、珍しい観賞魚としてポピュラーに販売されていたようで、マニアが自宅の水槽で飼っていたけれど、大きくなりすぎて自宅で飼えなくなり、川や池に放流される。人間のそんな身勝手が生態系を狂わせています。

 ♪ 下の文書は環境省のホームページにアップされている文書です。


 ♪ 埼玉県のホームページをチェックしましたが、特定外来生物としてカミツキガメやアライグマなどは記載されているけれど、「ガー」についての記載はありません。県として、まだ警戒モードに入っていないのでしょうか?

 ♪ 何はともあれ、埼玉県環境部の野生生物担当に一報しておこうと思います。。

松井修一