ヒダリマキマイマイとキセルガイ
2014・07・01

 ♪ 「身近な生き物なのに、最近あまり見なくなったな 」 と思うものが、よくあります。梅雨のこの時期、よく見かけるはずのカタツムリもその一つです。

 ♪ 昔は雨が降った後あちこちに、わんさかといたものですが、最近はめっきり減りました。でも、三貫清水ではたくさんのカタツムリを見つけることができます。

 ♪ クヌギの倒木にヒダリマキマイマイがいました。成長すると殻が直径5cmほどになる大型のカタツムリです。



 ♪ カタツムリは巻き貝の仲間ですが、巻き貝はそのほとんどが実は右巻きで、サザエもタニシも右巻きです。左巻きはとても珍しいので、ヒダリマキマイマイという名前が付いています。ヒダリマキマイマイは草原や森林で暮らすカタツムリです。



 ♪  「 カタツムリは巻き貝の仲間 」 といっても、あまりピンと来ませんが、これを見ると、巻き貝の仲間であることがよく分かります。ヒダリマキマイマイのすぐそばに何匹もいました。キセルガイです。



 ♪ キセルガイは陸生の貝類の一種で、カタツムリやナメクジの仲間です。キセルガイにもいろいろ種類があって、これは多分、ナミコギセルじゃないかなと思います。

 ♪ 埼玉県には、ナミコギセルのほか、オオタキコギセル、キヌハダギセル、ヤグラギセル、チチブギセルなどのキセルガイがいます。いずれも絶滅危惧T類・U類に指定されています。

松井修一