遅ればせの 春 ・ 春 ・ 春
2010・04・27

 ♪ 春らしく温暖で、晴れた25日の日曜日。若本さんに解説していただきながら、三貫清水の草木をゆっくりと観察しました。4月下旬に入っても肌寒い日が続いていますが、そのおかげでしょうか、まだ桜の花も咲いていたりして、< 春 ・ 春 ・ 春 >を楽しむことができました。

 ♪ 撮った写真をどどっと掲載します。まずは桜の花から。

 ♪ 三貫清水には桜の木が、ヤマザクラ、オオシマザクラ、ウワミズザクラ、イヌザクラ、シダレザクラの5種類あります。

 ♪ これはオオシマザクラです。白い花を咲かせます。



 ♪ ウワミズザクラです。ソメイヨシノやオオシマザクラとは、花の形が随分違います。ウワミズザクラは桜の原種に近い品種だといわれます。



 ♪ これも原種に近いイヌザクラです。



 ♪  次にスミレの写真を4枚。まずは、おなじみのタチツボスミレ。



 ♪ ランのように美しいツボスミレ。



 ♪ 外来種が野生化したビオラ・ソロリア「パピリオナケア」です。随分増えているようです。



 ♪ ビオラ・ソロリア「スノープリンセス」です。



 ♪  春の野原になくてはならないハルジオン。漢字では春紫苑と書くので、ハル『ジ』オンです。よく似た花のヒメジョオンは姫女苑と書くので、ヒメ『ジョ』オンです。



 ♪ アカメガシワの赤い新芽が目を引きます。



 ♪ 葉が「へら」のように細長いヘラオオバコです。長く伸びた茎の先に付いているのが花穂です。



 ♪ 園芸品種が野生化したものも多くあります。これも本来は園芸品種のジュウニヒトエ。だれかが植えたのか、野生化したか・・・。



 ♪  おなじみのカラスノエンドウ。これより少し小さい品種がスズメノエンドウですね。



 ♪ タガラシです。かむと辛いので「田辛子」という名が付いたという説と、これが生えている田は稲の収穫が少ないので「田枯らし」という説と、2つの説があります。



 ♪ ケキツネノボタンです。野の花で一番多い色は黄色でしょうね。



 ♪ キランソウ。別名「ジゴクノカマノフタ」といいます。一度聞くと忘れない名前です。生薬として、高血圧、鎮咳、去淡、解熱、健胃、下痢止めなどに効くそうで、「病気を治して地獄の釜にふたをする」ということから付いた名前だそうです。





 ♪  三貫清水のあちこちに生えています。名前はクサイチゴですが、草ではなく、バラ科の木。イチゴのような甘い実を付けます。



 ♪ ノゲシです。葉がケシの葉に似た野草なので、ノゲシと名が付いたそうです。



 ♪ 咲き始めたばかりのオニタビラコです。満開になると、カラフルで、なかなかきれいです。



 ♪ セキショウの花が咲いていました。写真の中央に細長くニュッと伸びているのが花です。花といっても、いわゆる花らしくありません。



 ♪  日影で、そっと華やかにさいているシャガ。



 ♪ 西洋タンポポがはびこって、日本タンポポが減っているという話をよく聞きますが、三貫清水では日本タンポポが結構がんばっています。これはカントウタンポポです。





 ♪ 最後は三貫清水に縁の深いヤマブキ。これは一重のヤマブキです。



 ♪ 八重のヤマブキ。太田道灌が「七重八重、花は咲けども山吹の・・」と詠んだヤマブキですね。



松井修一