カノコガ 、クサカゲロウ 、ヤブジラミ
2008・07・10

 ♪ ここ半月ほどの間に撮った写真を何枚か掲載します。

 ♪ 蛾(ガ)といえば、嫌われ者の代名詞の一つですが、蛾の仲間にも「かわいい系」がいます。以前にも紹介したことがありますが、カノコガは「かわいい系」の代表格の一つです。夏場、9月ころまで三貫清水のあちらこちらで観察できます。

 ♪ 蛾でありながら、色がカラフルで、昼間に活動し、花の蜜を吸うので、普通の蛾とはかなりイメージが異なります。下の写真は、葉の裏についた水滴から吸水しているところです。



 ♪ こちらはオスとメスが交尾しているところ。



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 ♪ おなじみのベニシジミです。シジミチョウの仲間はモンシロチョウやキチョウと比べるとずっと小さいので、じっくり眺めたことのある人は少ないかもしれませんが、きれいなチョウがたくさんいます。ベニシジミは春から秋まで観察できます。今は「春型」と「夏型」が混在する季節です。



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 ♪ これはクサカゲロウ。体長は1・5センチほど。夏場の夜、外灯などの明かりにたくさん集まってくるカゲロウの一種です。さわると臭いので「クサ(臭)カゲロウ」という名が付いたという説や、草色をしているので「クサ(草)カゲロウ」になったという説などがあります。卵は細い糸のようなものの先についていて、「ウドンゲ(優曇華)の花」と呼ばれます。



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 ♪ 6月から7月にかけ、道ばたで白くて小さな小さな花を咲かせるヤブジラミです。ちょっとかわいそうな感じの名前ですが、花がシラミに似ているという意味ではありません。果実(種)はいわゆる「くっつきむし」です。この果実がズボンや服などにたくさんくっついている様子がシラミに似ているので、ヤブジラミという名前になったそうです。



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 ♪ これは和蘭の一種です。コナラの木の下で咲いていました。残念ながら、名前は分かりません。



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 ♪ 鴨川でカルガモが5羽のヒナを連れて泳いでいました。お世辞にもきれいといえない川ですが、こんな川でもいろいろな鳥や魚などが生命の営み繰り広げています。



松井修一