やはり温暖化のせいなんでしょうね
2007・1・11

 ♪ 「 地球温暖化やエルニーニョ現象などの影響で、この冬は暖冬だ 」 というニュースが連日、盛んに流れています。

 ♪ この冬は、世界的に暖冬が顕著なようで、ヨーロッパは何と500年ぶりの暖冬だといいます。スイスやイタリアのスキー場が雪不足で困っているとか。

 ♪ ニューヨークも数日前、気温が22度を超えていました。ニューヨークは埼玉よりずっと北にありますから、埼玉でいえば気温30度を超えたというような出来事だそうです。

 ♪ また、去年あれほど高騰した原油の価格も、暖冬のために一転して急落しているといいますから、良くも悪くも、各方面にかなり大きな影響を及ぼしています。

 ♪ さらに、英国の気象庁が数日前、今年1年の気温の見通しについて、「地球温暖化やエルニーニョ現象により、2007年は世界的に観測史上最も気温が高くなる」との見通しを示すとともに、「世界規模で気候変動が起きている」と警告しました。

 ♪ この先、地球温暖化がどこまで進むのか、いやはや何とも心配ですね。

 ♪ そういえば、この冬、三貫清水に飛来する冬鳥の数が多くありません。特に、カモなどの水鳥はほとんど姿が見えません。

 ♪ 下の写真は4日前(1月7日)に撮影した鴨川です。水鳥がさっぱりいません。ひっそり静まりかえっているかのようです。



 ♪ 下の2枚の写真は5年前 ( 2002年1月9日 ) に撮影した鴨川です。このころは、マガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモなどが、こんなにたくさん泳いでいました。




 ♪ 私は2000年から三貫清水の写真を撮っていますが、冬鳥の数が一番多かったのは2002年で、それ以降、年々、数が減っています。

 ♪ ただ、飛来数が減ったとはいえ、三貫清水ではいろいろな鳥に出会うことができます。特に、木の葉の落ちた今の季節はバードウオッチングのしやすい季節です。

 ♪ 4日前はざっと見回っただけですが、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ジョウビタキ、ツグミ、シメ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アカゲラ、コゲラ、モズ、ホオジロ、ヒヨドリ、ムクドリ、バン、カイツブリ、カワウ、コサギなどを見ることができました。高い木の枝に止まっていて、よく見えませんでしたが、あれはカケスだったと思います。

 ♪ 下の2枚の写真はセグロセキレイです。よく通る声で盛んに鳴く鳥です。似た鳥にハクセキレイがいますが、目の上に白い線があるのがセグロセキレイ、目のところに黒い線が通っているのがハクセキレイです。




 ♪ これがハクセキレイです。目のところを黒線が通っています。



 ♪ ところで、下の写真もハクセキレイです。最初見たときは、色が薄いので、別の種類の鳥かなと思いましたが、調べてみたら、ハクセキレイでした。上の写真のハクセキレイと色がかなり違いますが、ハクセキレイには真っ黒なものから薄い灰色のものまで、いろいろな色の濃さのものがいるようです。知りませんでした。若いハクセキレイは、おおむね色が薄いようです。



 ♪ これはコサギです。サギの仲間は日本画などの題材として、よく取り上げられますが、やはり優雅で、きれいですね。


松井修一