セイタカアワダチソウは晩秋の貴重な蜜源
2006・10・22

 ♪ 10月も下旬に入り、咲いている花がぐっと減ってきました。

 ♪ 10月15日の「若本さんのページ」に書かれていますが、花の少なくなったこの時期、虫たちの貴重な蜜源となっているのがセイタカアワダチソウです。

 ♪ セイタカアワダチソウといえば、荒れ地にも繁殖する帰化植物で、どちらかといえば「嫌われ者」の存在ですが、虫たちにとっては大切な食料です。

 ♪ 咲き誇っているセイタカアワダチソウを観察していると、ニホンミツバチが盛んに飛んできて、蜜と花粉を集めています。



 ♪ 後ろ足には花粉の玉が付いています。



 ♪ これはハチではなく、ハナアブです。ちょっと見ると、クマバチに似ていますが、アブの仲間です。お尻に針はないので、刺される心配はありません。



 ♪ コガネムシの仲間のコアオハナムグリです。花に来るコガネムシの代表的な存在です。セイタカアワダチソウの花に顔を埋めて、盛んに花粉を食べています。



 ♪ キクイモの花も残り少なくなりました。キクイモも、荒れ地にも繁殖する帰化植物で、刈り取ってしまう人もいますが、私の好きな花の一つです。



 ♪ ボケの花が咲き始めました。柔らかで優しい感じのする花です。冬の間も次々と花を咲かせて、目を楽しませてくれます。



 ♪ 足下でミゾソバが咲いていました。一つ一つは直径4ミリほどの小さな花ですが、よく見ると、実にきれいな花です。小さな花には、美しい花がたくさんあります。



 ♪ 最後はキノコです。ササクレヒトヨダケです。キノコには姿形がユニークなものがたくさんあるので、観察すると、なかなか楽しめます。



松井修一