いい仕事してますね! ---- 鳥の巣づくり


 ♪ きょうは当会の月例の清掃日でした。みんなで三貫清水の林を中心にゴミ拾いをしていたら、会員のKさんが鳥の巣を見つけました。南池のそばの木の下に落ちていたそうです。

 ♪ Kさんは珍しいものを見つける名人のようで、3カ月前にはナナフシが木の葉の上にいるのを発見。そのおかげで、私は三貫清水で初めてナナフシを見ることができました。

 ♪ さて、Kさんが拾った鳥の巣は、直径が12〜13センチ、深さが5〜6センチほど。この大きさから考えると、シジュウカラの巣ではないかなと思います。



 ♪ それにしても、よくできた鳥の巣です。まず、外側をササの葉でぐるりと囲み、内側にシュロの繊維 ( いわゆるシュロ毛 ) を敷き詰めてあります。

 ♪ 丈夫で快適な巣にするにはどうすればいいか、きちんと計算して作ったとしか思えません。鳥ながら (?) あっぱれ、いい仕事してますねー!



 ♪ この巣で春から初夏にかけて産卵・子育てが行われたとすると、雛鳥の羽毛やフンが付いているはずですが、そうしたものは付いていません。
 春先にせっせと巣作りをしたけれど、何らかの理由で産卵・子育ては行われなかったのではないか。そんな気がします。

 ♪ 何はともあれ、こんなきれいな形で残っていた鳥の巣を見つけるチャンスはそんなにありません。珍しいものを見せてもらいました。

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 ♪ きょうは、Aさんも別の巣を見つけました。スズメバチの巣です。コナラの木にできた 「 ウロ 」 ( いわゆる樹洞と呼ばれる穴 ) の中に大きな巣があるようです。



 ♪ 見ていると、中から次々とスズメバチが飛び出していきます。また、外から帰ってきたスズメバチが次々と中に入っていきます。出入りしている数から考えると、かなり大きな巣のようです。

 ♪ スズメバチの巣といえば、ボールのような形をしたものが一般的だと思われていますが、このように木の穴などに作る例もよくあるようです。



 ♪ ただ、困ったことには、この巣は三貫清水の散歩道のすぐ横にあります。一日中、多くの人が歩く所ですので、何かの拍子にスズメバチを刺激して、刺されでもしたら……と考えると心配です。

 ♪ 自然はできるだけ手を付けずに、そのまま残したいと思いますが、けが人が出ないようにするにはスズメバチの駆除も必要……。いつも悩むところです。


松井修一