コヨシキリを発見 (?)


 ♪ 三貫清水のアシ原でコヨシキリを発見 (?) しました。

 ♪ 「 発見 」 というのはちょっと大げさですが、三貫清水のアシ原にいるヨシキリはオオヨシキリだけだと、これまでずっと思っていましたので、私にとってはちょっとした新発見です。

 ♪ 実際には、これまでもコヨシキリはいたけれど、私が気が付かなかっただけという感じですが…… ( 多分 )。

 ♪ 下の写真がコヨシキリです。アシに巻き付いたクズのツルに止まっているところです。



 ♪ コヨシキリはオリーブ茶褐色で、大きさはスズメと同じくらい。姿形はオオヨシキリと似ていますが、オオヨシキリよりずっと小さく見えます。

 ♪ オオヨシキリが 「 ギョギョッ、ギョシギョシ、ギョギョッ、ギョシギョシ、キョキョキョキョ、ギョギョッ 」 と、けたたましく ( うるさく?) 鳴くのと比べると、コヨシキリの鳴き声はずっと美声に聞こえます。

 ♪ コヨシキリは、いわゆる鈴を転がしたような声で、「 ピピピッ、チリリリ、カシカシカシ 」 と鳴きます。同じヨシキリの仲間なのに、ずいぶん違うもんです。

 ♪ 参考までに、下の写真はオオヨシキリです。



 ♪ コヨシキリは夏鳥で、初夏に、インドネシアなど東南アジアから日本に渡ってきます。6〜8月ごろ、主に東日本から北海道にかけてのアシ原に巣を作って子育てをし、9〜10月に東南アジアに帰ります。

 ♪ この小さな体で、日本と東南アジアを往復するわけですから、自然とは偉大なものです。また、この小さな鳥を通じて、東南アジアと三貫清水が結ばれているわけですから、自然とは不思議なものです。

 ♪ コヨシキリもオオヨシキリも縄張りを持つ鳥ですので、自分の縄張りを誇示するため、一番目立ちそうな所に止まって、大きな声で盛んに鳴きます。見つけやすい鳥ですので、ぜひ観察してみてください ( ただし、なるべく静かに ) 。


松井修一