♪ きょうは5月5日。端午の節句の「こどもの日」です。
♪ 三貫清水で今、鯉のぼりがたくさん泳いでいます。みなさん、このゴールデンウイークに一度、散歩に来られてはいかがでしょうか。

♪ 端午の節句といえば、ひと昔前は、鯉のぼり、兜(かぶと)飾り、ショウブ湯、ちまき、かしわ餅などなど、子どもの健康と成長を願って、さまざまな風習がありました。
♪ こうした風習が最近はあまり見られなくなってきましたが、家の中で眠っていた鯉のぼりを集めて泳がせるニュースを、数年ほど前からテレビや新聞でよく目にするようになりました。
♪ 三貫清水の鯉のぼりは、会員の赤木さんが地域の方に呼びかけて、集めたものです。数はおよそ50匹ほど。いずれも、家紋が入ったりした立派なものです。

♪ 昔のように、それぞれの家の庭や玄関にポールを立てて泳がせるのも味がありますが、三貫清水の林の中で悠々と泳ぐ鯉のぼりは、一段と雄大な感じがして、なかなかいいもんです。
♪ 鯉のぼりは中国の「竜門の滝」の故事が由来。子どもたちのすこやかな成長や立身出世を願ったものです。
♪ 「竜門の滝」の故事は、鯉が竜門の滝を見事に登り切ると竜になって空を駈けるという逸話から来ています。難関を突破するという意味の「登竜門」は、この故事から生まれました。
♪ 立身出世などという言葉は、今のご時世ではある意味、時代遅れの言葉かもしれませんが、子どもたちのすこやかな成長を願うのは、いつの時代も同じ。
♪ ここ数日、初夏を思わせる陽気が続き、三貫清水では、カエルをつかまえたり、虫網を手にチョウを追いかけたりする子どもたちの姿が見られます。
♪ 子どもたちのすこやかな成長のためにも、三貫清水のような自然を大切にしていきたいものです。
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