冬鳥がほとんど見えなくなりました


 ♪ 桜の便りがあちらこちらで聞かれるようになりました。桜の花を見ると、「いよいよ春本番だなー」と実感します。

 ♪ 例年であれば、間もなく「冬鳥」が北に帰る時期ですが、今年は既に帰ってしまったのか、あまり姿が見えません。

 ♪ 下の写真は、中橋の上から鴨川を上尾方向に撮ったものです。



 ♪ ここ数年の記録を見ると、鴨川では例年、4月の中・下旬ごろまで、マガモ、オナガガモ、コガモ、タシギなど冬鳥の姿が見られるはずですが、この冬は今月上・中旬ごろから姿がグンと減りました。これも気候変動のせいかもしれません。

 ♪ 今、鴨川で見られるのは、カルガモ、バン、カイツブリなど、一年中いる「留鳥」たちです。

 ♪ これは、おなじみのカルガモ。クチバシの先の黄色が特徴です。4月ごろから繁殖期に入ります。6月ごろになると、5〜6羽のヒナを連れて鴨川を泳ぐ姿が見られます。



 ♪ これも、鴨川で一年中見られる留鳥のバンです。お尻(尾羽)を上下に振りながら、草などを食べます。



 ♪ これはヒヨドリ。水鳥ではありませんが、鴨川の岸辺で芽吹き始めた木の芽を食べています。

 ♪ エサの少なかった冬がようやく終わり、鳥たちにとっても待望の春の到来。食欲おうせいなヒヨドリは、木の芽や花もさかんに食べます。



 ♪ こちらはシジュウカラ。鴨川の岸辺に生えたヨシの枯れ穂をついばんでいるところです。



 ♪ 三貫清水の会から派生して、4年前、有志で自然学習スクールという会を作り、自然観察などを続けています。

 ♪ この自然学習スクールで先日、巣箱を作り、三貫清水の林にかけました。下の写真はそのうちの3つを撮影したものです。木に巣箱がかかっているのが見えますか?



 ♪ 巣箱の入り口の穴は直径3センチ。ちょっと小さいように思えるかもしれませんが、大きすぎてはいけないそうです。
 巣箱は外側も内側も墨汁を塗ってあります。こうすると鳥が安心して住むのだそうです。



 ♪ 巣箱の入り口の穴の大きさなどから考えると、シジュウカラなどが入りそうです。鳥の子育てが始まったら、また報告します。


松井修一