今年の春はやはり遅いようです


 ♪ きょう(3月6日)、関東地方でいっせいに「春一番」が吹きました。気象庁によると、埼玉、東京などで気温が17度を超え、正午前には4月中旬並みの陽気になったそうです。いよいよ春本番が真近ですね。

 ♪ 今年の「春一番」は昨年より11日遅いそうですが、三貫清水の木や草を見ていると、今年は確かに春の訪れが遅いなと実感します。

 ♪ これは、昨日(3月5日)撮影したニワトコの新芽です。



 ♪ 厳しい寒さが残る早春の林の中で、真っ先に新芽が芽吹くのがニワトコです。ニワトコの新芽を見つけると、例年、「ああ春が近づいてきたな」と実感します。

 ♪ 今年は2月下旬ごろから芽吹きが始まりましたが、昨年はそれより1か月早く、1月下旬に芽吹きが始まっていました。

 ♪ 下の写真は昨年の1月23日に、同じニワトコの木を撮影したものです。芽吹きがちょうど始まったところです。



 ♪ 下の写真はコブシです。例年なら、綿毛を付けた新芽がたくさん付いているはずですが、今年はまだ見えません。もう少し暖かくなれば、一気に芽吹くでしょう。



 ♪ これはクロモジの新芽です。前回(2月21日)も掲載しましたが、この半月ほどで葉芽も花芽も随分ふくらんできました。



 ♪ なかには、開き始めた花芽もあります。半月もすれば、クロモジの花が見られるかもしれません。



 ♪ これは桜の新芽です。春といえば、やはり桜。三貫清水には何種類かの桜の木がありますが、これはソメイヨシノに近い種類です。

 ♪ 桜前線予報によると、関東の桜は今月中には咲きそうだという話ですが、この新芽を見ると、もう少し日にちがかかりそうですね。



 ♪ これはタラの新芽です。もう少し大きくなると、いわゆる「タラノメ」になります。ただし、三貫清水のタラノメは食べるためのタラノメではありません。みんなで守るべき自然の一部です。これぐれも、「天ぷらにしたら、おいしそう」などと、お考えになりませんように!


松井修一