♪ 「 ヒカゲ 」 「 テング 」 「 カノコ 」 「 ホタル 」 ------前回に引き続き、クイズのようなタイトルになってしまいました。 「 ヒカゲ 」 と「 テング 」 はチョウの仲間、「 カノコ 」 と 「 ホタル 」 はガの仲間です。
♪ これが「ヒカゲチョウ」です。

♪ 前回掲載したキマダラヒカゲと同じく林の中でよく見かけます。目玉模様が特徴ですが、色は薄茶色で、何となく地味な印象のチョウです。
♪ そういえば、ヒカゲチョウという名前も地味で、ごくごく平凡ですね。「これといった特徴がないし、日陰でよく見かけるから、ヒカゲチョウという名前でいいか……」、そんな感じでネーミングされたのかもしれません。
♪ 姿がよく似たシジミチョウに 「 ヒメウラナミジャノメ 」 という名前が付いていることを考えると、もう少し華やかな名前を付けてあげたい気がします。
♪ 下の写真は 「 テングチョウ 」 です。

♪ 離れたところから撮ったので、写真が少しボケていますが、顔の先が天狗(てんぐ)の鼻のよう伸びているので、テングチョウという名前が付いています。鼻のように見えるのは、「下唇ひげ」といい、毛の束が伸びたものです。鼻ではありません。
♪ このチョウについては、馬場さんが「会員のページ」でくわしく書かれています(2003年8月25日「生きる化石 テングチョウ」)。
♪ 続いて、ガの写真です。これは 「 カノコガ 」 です。交尾中です。

♪ ガというと「きれいではない」「不気味」「夜に活動する」などというイメージがありますが、カノコガは色も姿も結構きれいで、どちらかといえば「かわいい」系ではないでしょうか。昼間に活動し、いろいろな花で蜜(ミツ)を吸います。
♪ 下の写真は 「 ホタルガ 」 です。これも、どちらかといえば「かわいい」系です。

♪赤い頭と黒い体がホタルを連想させるので、ホタルガという名前が付いています。このガも昼間によく活動します。
♪ 羽に付いた白い線をヒラヒラヒラヒラさせながらフワフワ飛ぶ姿は優雅で、目を引きます。飛んでいる姿は多分ほとんどの人が「あっ、珍しいチョウが飛んでいる」と思うでしょう。 大きな触角はガの特徴です。
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