♪ 三貫清水の林と鴨川の間にアシ原が広がっています。ここの「夏場の主役」はオオヨシキリとホタルです。 ホタルが登場するのは7月に入ってから。今はオオヨシキリのにぎやかな鳴き声が一日中、響いています。

♪ オオヨシキリは体がスズメより少し大きめ。東南アジアから日本に飛来する夏鳥です。色は、頭から背中にかけてが黄褐色で、腹部が白。水辺のアシ原を住み家にして、エサ(虫)を取り、子育てをします。
♪ 特徴は何といっても、その大きな鳴き声。一番目立ちそうな所に止まり、口を大きくあけ、「ギョギョッ、ギョギョッ、ギョギョッ、キョキョキョキョ、ギョギョッ」と、朝から夕方まで、けたたましく鳴き続けます。

♪ 鳴いているのはオスです。オオヨシキリは一夫多妻の鳥なので、オスは1羽でも多くのメスの気を引くと同時に、縄張りを宣言するために、必死に鳴き続けるわけです。

♪ 鳴き声が大きくて、しかも目立つ所で鳴きますから、見つけやすいので、ぜひ観察していただきたいと思います。

♪ 三貫清水のオオヨシキリの鳴き声を録音してみました。クリックすると、鳴き声を聞くことができます。
●オオヨシキリの鳴き声 ←クリック
◇ ♪ こちらはカイツブリです。冬はカモの仲間でにぎやかな鴨川ですが、夏は水鳥の数がぐんと減ります。 カイツブリにとって今は子育ての季節。鴨川を歩くと、「草を集めて作った浮き巣」を何カ所か見つけることができます。ただし、カイツブリは用心深い鳥ですので、そっと静かに探すのがコツです。

♪ カイツブリの鳴き声も録音してみました。風の音が入ってしまったので、少し聞きづらいかもしれません。
●カイツブリの鳴き声 ←クリック
◇ ♪ 三貫清水の林で、聞き慣れない鳥の鳴き声が聞こえたので、録音してみました。鳴き声にくわしい人に聞いてもらったところ、「クロツグミが近いと思いますが、違う気もします」「外来種の篭脱けのガビチョウやソウシチョウあたりの可能性もあると思います」「やはり、姿を見ないと判別は難しいですね」という話でした。 何の鳥か判明したら、後日、報告したいと思います。
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