ニホンミツバチが盛んに活動しています


 ♪ 三貫清水では毎年、春になると、ニホンミツバチが木の穴に巣を作ります。
 巣穴から働きバチが盛んに出入りする姿を見られるのは、4月中旬ころからです。

 ♪ 下の写真は、直径60センチほどのコナラの木の穴に作られた巣です。この穴は、奥の方で上下に伸びて広がっています。




 ♪ 上の写真を拡大すると、ミツバチが出入りしているのが分かります。


 ♪ これからの季節、気温が上がるにつれ、女王バチの産卵が盛んになり、巣の中に働きバチが増えていきます。

 ♪ 今の季節は、ミツバチの天敵ともいうべきスズメバチが襲ってくることもほとんどありません。巣から出入りする働きバチは日を追って増え、ハチミツや花粉を盛んに巣に運びます。



 ♪ 春から秋にかけてのミツバチの様子を、以前撮った写真で少し紹介します。

 【春】 左側のミツバチはハチミツと花粉を運んで、巣に帰ってきたところです。足に花粉の球を付けています。右側のミツバチは、これから巣を出ていくところです。


 1匹のミツバチが一生かかって集めるハチミツの量は、たったスプーン1杯だ、という話を聞いたことがあります。そう考えると、貴重なものですね。


 【春】 夏が近づくにつれ、巣を出入りする働きバチの姿が増えていきます。



 【夏】 ミツバチは暑さが苦手です。特に蒸し暑い日は、巣の外に出てきて夕涼みをします。働きバチにとっては、巣の入り口で羽を震わせて巣の中に風を送り込み、巣を冷やすことも仕事の一つです。


 【夏】 夏から秋にかけては、ミツバチにとって受難の季節です。スズメバチが毎日、集団でミツバチの巣を襲います。



 【秋】 秋も晩秋になると、花の数がぐっと減ります。この時期、ミツバチが盛んに訪れるのがセイタカアワダチソウ。繁殖力おう盛で嫌われものの帰化植物ですが、ミツバチにとっては花の少ないこの時期の貴重な蜜源です。

松井修一