春に向け、木の芽が膨らんでいます


 ♪ 寒くなりましたねー。朝の最低気温が0度を下回る日が多くなりました。

 三貫清水の林の中も、寒風が吹き抜けてゆきますが、見上げると、木々の枝先では新芽が徐々に膨らんできています。

 静まり返っているように見える林では今、春に向けての準備が始まっています。


 ♪ 高さ10メートルほどあるイヌシデの枝先です。茶色い新芽がいっせいに膨らんできているのが、よく見えます。



 ♪ クヌギの高さ10メートルほどの枝先です。ここも新芽が膨らんできています。


 ♪ 花がいっせいに咲き始めている木もあります。ハンノキです。
 枝先に茶色くぶら下がっているのが花(オシベ)です。ハンノキは寒風の中で花を咲かせます。間もなく、花粉が飛び始めます。



 ♪ コブシの花芽(つぼみ)もこんなに膨らんでいます。暖冬のせいでしょうか、膨らむのが例年より早いかもしれません。


 ♪ これはクロモジの新芽です。真ん中にある細長い芽(上を向いている芽)が葉芽、回りに3つある丸いのが花芽(つぼみ)です。今年は新芽がたくさん付いています。


 ♪ ミツマタの花芽もこんなに大きくなっています。


 ♪ 葉っぱの落ちた今の季節は、木の生長の様子がよく観察できます。この木は生長の早いオニグルミです。一番左にある枝は去年、指さしているところまでしかありませんでした。この1年間で、その先1メートル以上も伸びています。すごい成長力ですね。

松井修一