♪ この写真は、三貫清水の鴨川の橋を渡った所(上尾側の対岸)で去年の秋に撮った「タコノアシ」の写真です。 その後、あたり一帯が除草されてしまい、今年は残念ながら姿を見ることができませんでした。 とはいえ宿根草なので、根が残っていれば、また生えてくる可能性はありますので、来年また姿を見せてくれることを期待しています。
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♪ タコノアシは環境省の「レッドデータ」(絶滅の恐れがある野生生物)にリストアップされていて、絶滅危惧U類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。 泥湿地(でいしっち)に生える植物ですが、河川改修や農地改良、湿地埋め立てなどで生育環境が奪われ、年々、数が激減しています。
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♪ ところで、タコノアシというユニークな名前は、その姿から来ています。 8月から9月の花の咲く時期、花の部分はまさに「ゆでダコ」の足です。 一つ一つの小さな花がタコの吸盤(きゅうばん)のように見えますし、赤い色もゆでダコそっくりです。
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♪ 上の写真の背景部分を消すと、下のようになります。
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♪ いかがでしょうか。まさに、ゆでダコの足。「なるほど納得」の名前です。 このユニークな植物を絶滅の危機から守って、後世に残していきたいものです。
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