人の顔にそっくり  「オオホシカメムシ」

 ♪ この写真はカメムシの仲間の「オオホシカメムシ」です。体長は15ミリから20ミリ。アカメガシワの木などによくいます。
 2、3年前までは、三貫清水でも結構見かけましたが、去年と今年はあまり見かけませんでした。私が探すのが下手なのか、それとも数が減ってしまったのか……。


 ♪ ところで、このオオホシカメムシは面白いんです。何が面白いかというと、背中の模様です。
 分かりやすいように写真を拡大して回転すると、下のようになります。この模様、何に見えますか?


 ♪ そうです、人の顔です。別名、「人面カメムシ」ともいいます。模様がこれだけ見事に人の顔になっているなんて、珍しいと思いませんか!


 ♪ 「頭の毛」があって、「目」がちゃんと2つあって、「鼻」もあります。「口」には、「上くちびる」と「下くちびる」まであります。
 しかも、その顔が小さな子どもの書いた絵のようにユーモラスです。
 身近な自然の中にも『大きな不思議』があります。面白いですねー。

松井修一