120年に1度 ハチクが開花&枯れる              

 
 
 120年に一度の現象を、今三貫清水の森で見ることができます。写真は南広場横のハチクの様子ですが茶色になっています。これは枯れたのです。そして右下はハチクの花です。 

 タケは花が咲いて枯れるという話は幼い時から何かで読んだか誰かに聞いたか、知識はありました。しかし半信半疑、都市伝説のような認識でした。しかし、今その現場に出会っているのです。タケの種類により差があり、全てが枯れるのはモウソウチクで、ハチクは地下茎は枯れないとのことです。ですから来年は相変わらずタケノコは出てくるようです。
 
 農水省も資料を出していて、ハチクは1908年前後に「開花&枯れる」が発生したそうで、周期は120年とのこと。この通りなら2028年となりますが、ピタリ120年とはならないようで、2018年辺りからこの「開花&枯れる」現象が起きているようです。しかも、これはこの森だけでなく全国的な現象だそうです。

 とにかく120年に一度、ハレー彗星が来るスパンより長い「出来事」を見られるのは吉兆と考えましょう。俺には関係ないよ、という方も多いでしょうけど。


 
 南広場側からのアングルより。逆光のため枯葉の茶色がわかりにくいですが、ハチクは全て枯れつつあるようです。



  南池横のハンノキは元気ですが、どうもミドリシジミの幼虫が作るギョウザ型の巣がありません。


 
 羽化して間もないのか、ずっと草に止まっているトンボがいました。クロスジギヤンマという種類らしいです。いままで確認したことのなかったのですが、トンボは飛翔していると識別が難しいので見ていたのかも知れませんが。撮影時は風が強く、止まっている草が揺れるのでピント合わせが大変。ピンボケ修正ソフトを使用しましたが、これが限界です。



 アオスジアゲハも登場です。 近接撮影できなかったので、写真は小さいです。



 この所雨が多いので、南池は最高水位です。




 南広場のサクラですが、これも枯れてしまった?ハチクの影響ではないでしょうけど。



 
 鴨川も整備されました。洪水時の調整池からの受入れ体制完了ですが、高水敷に草木のある自然の川の見どころも消滅で、複雑な心境。




 

2024/5/15