チョウも秋型が登場  

 

 
  10月も半分経過して、さすがに猛暑は終わりました。チョウも秋型が登場です。
 前にも書いたと思いますが、チョウの季節による模様の変化に影響があるのは、気温でなく日照時間です。したがって、今年のような猛暑でも秋型が発生してくるのです。
 先ず、季節変化の代表、キタテハです。蜜を吸っている黄色の花はひっつくので有名なセンダングサ。よく見ると綺麗です。


 撮影時翅を閉じたり開いたり動きを殆ど静止せず、開いて静止という理想のポーズの撮影はこれのみ。ちょっとピントが甘いですが。




 翅を閉じたままなら静止してました。これはオスです。




 もう一つ、葉に隠れて見ずらいですが翅を閉じたポーズ。色が黒っぽいですが、こっちはメスです。
 キタテハは夏型は分かりにくいですが、秋型は雌雄の違いがかなり出ます。翅の裏はこの通りですが、翅の表もメスは赤っぽくダイダイ色に近く、オスはダイダイでなく夏型を濃くしたような黄色です。子供の頃、この「秋型に2種類ある」ことは昆虫少年仲間も認識していました。しかし、理由については2説ありました。
@ 夏型と秋型の中間(オスのこと)と完全秋型(メスのこと)
A オスメスによる差
 私は、Aを主張していたのですが、ガキ大将が@を主張、グループのとしての見解は@が優勢でした。




  秋の象徴、ウラナミシジミです。今年も健在で一安心。この姿を見ると、本当に秋になったという気持ちになります。

 



 ウラギンシジミの秋型、メスです。夏型と比べると一回り大きいのと、前羽の先(ツマと呼ばれる部分)が尖っているのが秋型の特徴です。オスメスとも秋型の方が美形です。 
 



 ルリタテハです。季節型の差があまりないのではっきりしませんが、秋型と思われます。 これは翅を開いて静止ポーズをよく見せてくれます。





2023/10/17