「夏草どもが 夢の跡」になるのか?  

 

 
  久しぶりの報告です。
 まずはこの見慣れてきた夏草の風景。これが今年で見納めです。
 「夏草や 兵どもが 夢の跡」という芭蕉の句があります。これは源義経や奥州藤原氏の武士が戦った場所に今は夏草が繁るばかり、という光景を詠んだものと解釈されています。芭蕉は平家物語にも精通していたと言われますので、特に義経への判官びいきもあったかも。
 
 来年の今頃、私がこの場所に立った時、どのような感情になるのでしょうか。一句ひねるとすれば「調整池 夏草どもが 夢の跡」ということになるのでしょうか。勿論「観測データに無い降雨」が毎年発生する状況ですから、必要欠くべからざる施設ですが。



 正面の木も施工範囲ですので、来年には無くなっています。左側の柵のすぐ右側から掘削されます。斜面の上部は「土系舗装」という計画ですので、だんだん夏草が生えて来るかも知れませんが。



  雨が降らないので南池は完全に干上がっています。一方北池はアングルによってはこんな感じなので、水位はまだ余裕があります。


 南広場側の水路の ホテイアオイの花。ピーク過ぎたのが数は少なかったです。




 昆虫はシャッターチャンスに恵まれず、このサトキマダラヒカゲのみ。




  オシロイバナは7月に刈り取ったのですが、さすがの生命力、もう花が咲いてます。9月には満開になりそうです。この場所のオシロイバナは、遺伝子の妙(2022/8/8参照)が楽しめます。



2023/8/26