ギンヤンマ 生涯初めての撮影成功    

 

 
 ギンヤンマの撮影に成功。尚、場所は三橋運動公園の調整池です。

 実はギンヤンマの撮影成功は生涯初めての経験です。とにかくこのトンボの撮影は難しいのです。最大の理由は速いこと。ギンヤンマの飛翔速度は70q/h、一説には100q/hと言われ、昆虫界最速のようです。

 撮影の可能性があるのはゆっくり飛翔する周回飛行中。オニヤンマもそうですが、このトンボも周回飛行をします。縄張りの確認という説が有力です。ところがオニヤンマは周回中でも木の枝や草に結構止まってくれるので、そこを撮影できたのです。しかしギンヤンマは止まりません。これまでも鴨川の水面上などを飛翔している姿はよく見かけたのですが、シャターチャンスは皆無でした。

 周回の様子をよく見ていると、時々10秒前後空中でホバリングするのが分かりました。シャッターチャンスはその瞬間のみ。後でネットで調べてみましたが、撮影には皆様苦労されているようで、静止している姿の写真はあまりありません。已む無くホバリング中が多いようです。カメラの得意な管理人氏とYUKI氏、近いうちギンヤンマ狙ってみてはいかがですか。

 ラッキーにも何回か近くでホバリングしてくれたので、30〜40回シャッターを切ったでしょうか。その中で奇跡的に綺麗に撮れたのがこれです。ホバリング中ですが、一見静止してるような感じで撮れました。翅の網目模様も写ってます。


  これはやや横から。



 やや上から。ピントが甘いですが。



 ほぼ正面から。羽ばたきの際の翅の角度がわかります。
 せっかくの撮影でたくさん載せたいですが、さすがにしつこいのでギンヤンマはこれで終わります。


 ここからは三貫清水の森での写真です。これは交尾中のキチョウで、上の色の濃いのがオス。



 もうひとつホバリング中のもの。ホウジャクの仲間でヒメクロホウジャクか?今年は多いようです。翅が透明でよくハチと間違われるオオスカシバもこの仲間です。花はクサギですが、昆虫に好まれるのか、先日はナガサキアゲハが蜜を吸っていました。 
 ネットで探すとホバリング中でもブレの無い写真が出ています。高性能のカメラ、優先モードやシャッター速度の選択など高度のテクニックと、シャッターチャンス待つ忍耐力が必要そうです。

 ハチドリという花の蜜を吸う鳥がいます。一度は見てみたいと思ってますが、残念ながら日本にはいません。しょうがないのでホウジャクをハチドリと思うことにします。



 南池のホテイアオイ。一時干上がってましたので、これは湛水してから購入したのかな?


 満々たる貯水状態。これから台風も来るので(来てくれと言っているのではないです)年内は維持できそうです。



2021/8/26 馬場一秋