クジャクチョウ 初めての撮影                     

 
 

 3月26日、「こちらは防災さいたまです」の放送で、別所町でのシカの目撃情報のニュースが流れました。市のHPを見ると毎日のよう花の丘や奈良町での目撃情報が掲載されています。
 私は2020年7月に荒川右岸にある三又沼ビオトープ(川島町)でシカの夫婦に遭遇、撮影に成功したことがあり、これは三貫清水でまたシカを撮影できるのでは、と思って出かけたところ、シカはダメでしたが貴重な出逢いがありました。
 
 クジャクチョウが居たのです。中学生の頃からこの森に通っている私ですが、これをここで見たのは初めてです。大袈裟ですが「歴史的」な遭遇であり、 シカよりも貴重かも。市の環境対策課にも連絡しました。



 このチョウは県内では八高線の西側、すなわち秩父の方にしかいません。また、県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種となっています。
 羽化は6月からであり、翅の損傷度からもこれは越冬したものであることは間違いありません。そして、この森で生息していたのでしょうか?それならば嬉しいのですが、夏には見かけていませんのでそうではなさそうです。
 おそらく、秩父の山で越冬し、春になって動き出した個体が最近の強風で運ばれてきたものと考えるのが良さそうです。因みにシカも秩父の方からやってきたと思われます。
 別アングルの写真です。



 植物もリポートします。今は正に「花ざかりの森」です。
 最初はヤマブキ。三貫清水の名称の「生みの親」である太田道灌が理解できなかった、「山吹の 実のひとつだに」の短歌に出てくるヤマブキです。この逸話の詳細は「道灌」という落語がありますので、これを聞けば分かります。youtube で検索すればいろいろな演者の物が出てきますが、私のお勧めは立川談志です。



  ヤマザクラ。撮影時がピークのようです。それにしても一際高くそびえる様は見事です。

 

 ムサシアブミです。隣にタチツボスミレが一株だけ。


 
 
報告の時点ではピークを過ぎていますが、3月末撮影のコブシです。綺麗に咲いていました。



 

 最後はタチツボスミレの集団。アップにしましたが、森の南側で絨毯のように広い範囲で咲いています。ご鑑賞ください。


2025/4/6