ミドリシジミ いました !                

 

 
 ミドリシジミがいました!
 
 2019年に待望の復活の姿を確認したのですが、2020,2021年は成虫の姿が見つからず心配していました。




 ミドリシジミは幼虫の際、食草であるハンノキの葉をギョウザのように丸めて、それを巣とします。したがって、幼虫が育っているかどうかは、ギョウザの有無で判断できます。2019年はたくさんのギョウザがあり、期待通り成虫も出てきました。下記は2019年の状態です。



 ところが、2020,2021年はギョウザは見つかったのですが、成虫との遭遇がありませんでした。更に今年は探し方が悪かったのか(老眼が進んだせいか?)ギョウザさえ見つからず、殆どあきらめていたのですが、この発見は2019年の復活以来の喜びです。

 ミドリシジミは荒川の西側地区には結構棲息していますが、移動する種ではないので荒川を超えて飛んできたことはまず考えられません。例年やっている移住作戦も今年はまだですので、これはこの森で育ったものに間違いありません。撮影は鎌倉街道の大宮北高寄りですが、この近くにはハンノキはありません。どこのハンノキで育っていたのでしょうか? 2015年のハンノキの植樹は南広場や南池周辺でしたが、そこで育ったものが飛んできたのでしょうか。あるいは、近い所にある北池に生えている老木のハンノキで育ったのかも。想像するだけで楽しいです。

 次は大変見にくいのですが、トンボが写っています。この鮮明度なので確信はないのですが、サナエトンボの仲間の、コサナエという種類と思われます。草に引っかかってバタバタもがいている所を撮影しました。私が近づいたので一層暴れた結果、引っかかっていた所が外れたのか、逃げて行ってしまい、撮影はこの1枚だけ。
 4/23のシオヤトンボ、5/20のハラビロトンボと今年はトンボの新顔が登場しています。決して希少種ではないのですが、なぜか今まで撮影のチャンスがありませんでした。トンボはチョウより静止することが少ないので、よく確認していなかったのが原因です。もっと目を向ければさらなる新顔に出会うかも。



 これは、拙宅のキンカンにいるナガサキアゲハの幼虫で、5/20の報告「ナガサキアゲハの産卵」の卵が孵化したものです。アゲハの幼虫と比べると少し緑がかっています。無事羽化することを祈ります。




 これはテングチョウ。今年はよく姿を見ます。


 

 サトキマダラヒカゲで、5/22に発生しています。ホタルの発生の様子を見ても、今年は例年より昆虫の出現が早いようです。先日来の猛暑が原因かも。



2022/6/10