晩秋。昆虫たちは勿論どんどん少なくなっていますが、この時期だからこその姿も見られます。
先ずはこれ。一体なんでしょう。どこに何がいるのでしょうか。
ヒントは、枯葉と蛾が写っているのです。
少し分り易くしましょう。これでどうでしょうか。
光線の差によるものか、色合いは少し明るく見えますが。
全貌はこれです。これでもわかりにくいですが、指先に乗る程度のサイズの蛾なのです。
なんという名前か、酷似する種類がいてメール会議で喧々諤々しましたが、どうもイチジクキンウワバという種類のようです。
議論に加わっていいただいた皆様に御礼を申し上げます。
背中の突起のようなものが、蛾としては異様です。
発生期間は7月〜10月だそうで、特に晩秋の物ではないようですが、夏の間はどこにいたのでしょう。
次はスズメバチの女王蜂。オオスズメバチと思われます。
この危険な昆虫もこの森には生存しているのです。これぞ自然の姿ですからしょうがないですが。
倒木の上にいるのですが、右にある穴に潜んで春まで生き続けるようです。
不気味な物ばかりだったので、最後はツマグロヒョウモンで。11月半ば過ぎですが、損傷が少ないので羽化してそれ程経っていないと思われます。
9/16の報告で拙宅での羽化風景を書きましたが、この時期でもまだ羽化が続いているようです。

2019/11/25 馬場一秋