ツマグロヒョウモン 羽化 


 拙宅の庭のスミレ、ビオラ・ソロリア(パピリオナケア)からは、毎年ツマグロヒョウモンが巣立っていくのですが、久しぶりに羽化のシーンの撮影に成功しました。
 翅のツマ(先の方)が黒いことから、これはメスのようです。




 真上からだと分りにくいですね。少し横から。
 

 
 もう少しローアングルで。 これなら分り易いですね。蛹のトゲトゲも良く見えます。
 昆虫の足は3対6本ですが、タテハチョウ科のチョウは一番前の足が退化して、使うのは2対4本であることがこの写真で分ります。
   

 
 
 まだ幼虫の状態のもいます。かなり大きいので、2,3日後には蛹になりそうです。
 

 
 
  例年のごとく、ビオラ・ソロリア(パピリオナケア)はほぼ丸坊主になったので、幼虫の一部を三貫清水のタチツボスミレの周辺に「移住」させたのですが、その後の観察では移住させたあたりに幼虫の姿が見えません。昨年は移住後、元気で葉を食べている姿を見かけたのですが、どうなってしまったか気になります。今年のタチツボスミレの葉は好みでなかったのでしょうか。

 そのタチツボスミレの葉には、ムラサキシジミがとまっていました。ウラギンシジミと並んでこれからが最盛期です。写真では見えませんが、綺麗な紫色の姿にご期待ください。
 



  前回のキルギスの報告の写真が多かったので、今回はこれだけです。


2019/9/16 馬場一秋