ミドリシジミ 次世代へ


   どうも今年のミドリシジミの発生期間は短かったようで、たくさんいる地域でも姿が見えなくなってしまいました。
 短かったのではなく、5月に異常ともいえる高温の日が有って発生が早かったのかも知れません。

 あるいは今年の長い梅雨の影響でしょうか?
 梅雨の影響と言えば、ツクツクボウシの声を先日聞きましたがこれもそうかも。普通は8月に入ってから、子供は夏休みの宿題を片付けなさい、という合図なのですが今年は7月から登場です。
 
 さて、今年発生したミドリシジミですが仕事はしっかりしてくれたようで、ハンノキに卵が確認できました。
 これが来年2020の羽化につながってくれれば良いのですが。
 

 
 
 


 次は久しぶりの植物で、今が旬のオシロイバナの話です。
 種を割ると出る白い粉がオシロイのようなので、この名になったようで、お化粧に使う訳ではありません。江戸時代に南米から観賞用で導入されましたが、現在では野生化しています。

 花が不思議です。いつも見ているのですが、大変奇妙であることを再認識しました。
 上の物は一つの花が赤と黄色の2分割です(2017年7月のYUKIさんのページにもあります)。昔理科で習った遺伝のメンデルの法則では、どちらか優勢の形質が現れるということでした。すなわち、この場合赤か黄色かどちらかになる筈ですが、くっきり分かれています。また、下の写真は同じ茎から赤と黄色の花が出ているハイブリッドです。
 他の花でも突然変異でこうなることはあるようですが、オシロイバナはこれが普通の姿なのです。

 調べてみると、学術的な説明があるようですが、ここで書き切れるものではありません。

    
  



 
  


 最後にまたセミの情報ですが、今はニーニー、カナカナ、ミンミン、ジージー(これはアブラゼミ)とそろい踏み状態です。
 特に今年はヒグラシが多いようで、夕方の「カナカナカナ」という声は少し暑さ凌ぎになります。


2019/7/31 馬場一秋