研修ツアーを行いました

 

 当会としては初めての試みで、7月14日(土)にバスを利用した「研修ツアー」を行いました。
 検討の結果、見学先は狭山丘陵としました。埼玉県民なら見ておきたい地域ですし、映画「となりのトトロ」の舞台で、子供たちも喜ぶと考えました。
 参加したのは、男性17名(小学生以下2名)、女性16名(小学生以下4名)。年齢は70歳以上から下は5歳! この男女平等(?)と年齢層の幅広さが当会の伝統でしょうか。


 最初の見学地は「クロスケの家」。トトロのふるさと基金が活動拠点として管理する古民家です。本当に映画に出てきたような建物でした。トトログッズの販売もあり、収益金はトトロの森・狭山丘陵を守る活動に使われているそうで、皆さんショッピングを楽しんでおいででした。 集合写真を撮影しました。

 
 

 勿論トトロもいました?
 


 

 次の見学地はさいたま緑のトラスト2号地(狭山丘陵・雑魚入(ざこいり)樹林地)。緑のトラスト運動は県民から寄附を募り、埼玉の優れた自然や貴重な歴史的環境を、県民共有の財産として保全していこうという運動で、昭和59年に県民主体の運動の推進組織として「さいたま緑のトラスト協会」が発足し、翌60年には、運動の資金となる「さいたま緑のトラスト基金」が県に設置され、両者が一体となって運動をすすめています。
 トトロの森1号が近くにありますが、地理的関係は下記の通りで、面積が圧倒的に小さいトトロの森が知名度は100倍ある、ということでトラストの担当者の方は、嘆いて(?)おいででした。
 

 

  
 トラスト2号地は、ボランティアによる定期的な下草刈、常緑樹の伐採などの管理がなされていて、当会の活動と似ていますが、地形、自然はもっとワイルドのようです。









 その後は狭山湖畔で昼食。この日埼玉県はほぼ全域で36度という猛暑でしたが、さすがに湖畔なのでなんとか我慢できる気温で、デリバリーの弁当を楽しめました。昔は埼玉県の小学校の遠足のメッカでしたが、今は近くに西武ドームが見えて、最近の埼玉県を象徴する場所?





 最後の訪問地は所沢文化幼稚園。参加者一同、何故幼稚園へ行くのか不思議そうでしたが、行ってびっくり。動物園と言ってもいいような鳥やうさぎ、あるいは遊園地より立派な滑り台、ホタル育成の水路。また、よくニュースで取り上げられるのが、日本の国蝶「オオムラサキ」の放蝶。飼育舎(オオムラサキドームという名称)で幼虫からオオムラサキを育成し、野外に放しています。ただ、今年は残念なことに羽化が早く、この日ドームの中で確認できたオオムラサキの成虫は僅か1匹だけでした。

 

 
 
 ここを最後に帰路につきました。できれば年一度、このような催しを継続していきたいと考えています。今回はバスツアーでしたが、他のやり方もありますね。いろいろ考えましょう。
 


2018/7/20 馬場一秋