夏から秋へ

 


 雨の8月は終了、9月に入りました
。この後また暑くなりそうですが、晩夏のシーンを取り上げてみます。

 まず、例の気の早いヒガンバナ。8/26に撮影した最盛期の状態です。今日の時点ではもうかなり花は終わってきています。これだけですと、巾着田のヒガンバナにも負けないですね。斜面林の方のヒガンバナが少ないようなのが心配です。

 
 


 何故か、まだまだ元気なアジサイがありました。同じ株で、この一房のみ元気、あとは枯れていました。9月でも咲くタマアジサイという種類でしょうか?





 ヒガンバナに来たキアゲハです。翅は結構きれいです。
 アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどアゲハチョウ科は柑橘系かサンショを食草とするのが多いのですが、キアゲハはニンジンやパセリなどの野菜が食草です。子供の頃、よくニンジン畑でキアゲハの幼虫を探したものです。見つけるとニンジンごと引っこ抜いて来て、家で育てました。





 一方これはボロボロの翅のジャコウアゲハです。右側の下の翅は殆どなくなっています。夏を戦い抜いたすさまじい姿です。これでも飛翔はしていました。飛翔する姿はまるで別のチョウのようで、一瞬まだ見たことがない種類かと思いました。もう交尾はすませているのでしょうか?などと余計な(?)心配。
 これも柑橘系でなく、ウマノスズクサというのが食草です。


 


 下は拙宅の庭のツマグロヒョウモンの幼虫たちです。毎年、晩夏になると2u強の広さで生えているビオラ・ソロリア"パピリオナケア"を丸坊主にしてしまいます。このカットで4匹いますが、全体では3,40匹いるでしょうか。もうサナギになっているものも5,6匹います。右上は前蛹体となったもので、これから脱皮して蛹になります。写真一番右側のはすごい勢いで食事中でした。
 毎朝観察していたのですが、小さいのが育って来るのでなく、ある朝突然3pくらいに成長したのが現れます。ということは、ここで産卵されたのではなく、どこかからやって来ると考えられます(観察の方法が悪いのかもしれませんが)。ヒョウモンチョウの仲間の幼虫は食草求めて歩き回ると言われているので不思議はないのですが、そうだとすると高さ2mの石積みの上にある拙宅の庭にどこから来るのでしょうか。やって来るところを見てみたいものです。赤外線カメラでも回していないとできない話ですが。





  最後にお知らせです。懸案だった斜面林西側の急傾斜部に階段が施工されました。結構周囲の緑とマッチしています。


2017/9/2 馬場一秋