柳の綿毛が

 
 
 今年も綿毛の時が来ました。柳のものと思われますが綿毛が、三貫清水の森全体に漂っています。 下は北池の水面です。水面全体が入浴剤を入れたように白くなっています。
 何故か今までこの現象を知っていながらレポートしていなかったのですが、これほど池全体が白くなったことを見ていなかったためと思われます。この撮影は5/13でしたが風があまりありませんでした。翌日5/14は南風が結構強かったため、綿毛は引き続き漂っていましたが、池では北側に吹き寄せられていて、水面が隠れていたのは1/5程度でした。風が無いと綿毛が飛んで来ませんが、強すぎると吹き寄せられてしまうため、水面全体が白色という状況は条件が重ならないと発生しません。これは大変貴重な写真と勝手に判断しています。
 この綿毛のことおよび綿毛が飛ぶことを「柳絮(リュウジョ)」と言うようです。「絮」という漢字は初めて見ましたが、「絮」単独では季語としては葦に関するもので秋、「柳絮」なら春だそうです。


 道の脇も綿毛で一杯でした。


 
水面に浮かぶ綿毛をアップで。回りの木が水面に写っていて、そこに綿毛。これはちょっとした芸術作品?



 最後にチョウの写真です。ツマグロヒョウモンが早くも登場。翅の裏側を表示するポーズが撮影できました。前翅の赤い色が綺麗ですね。




2016/5/15 馬場一秋