2016春から夏へ

 

 

 連休最終日、2016年晩春の三貫清水の森の様子を報告します。まずアゲハの春型です。夏型よりシャープな模様がウリです。アゲハチョウ科ではアオスジアゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハを確認しています。右上に、ヒメウラナミジャノメの写真を添付しました。あまり数が多いのでこれまで書く気にならなかったのですが、「蛇の目」を綺麗に撮影できたので掲載しました。
 今年まだシャッターチャンスが無いのがツマキチョウ。見かけてはいるのですが、静止してくれません。フワフワと飛翔、止まりそうになるので近づくと離れて行ってしまうというフェイントの名人です。残る期間はそんなにないので、目の前で静止してくれることを神様に祈るのみ。また、アカボシゴマダラの春型を本日5/8に見かけました。今年も夏に向けて嫌になるほど出てくるでしょうが。

 
 次はキジです。相変わらず縄張りのチェックでしょうか、あちこち出没です。橋へ続く道路の森から見て右側の畑で発見したのですが、しばらく畑周辺を歩きまわった後道路の左側の視察(?)に移動した所の姿です。
 気づきましたが巡回コースは定位置の木の枝から南側に限られ、北側の住宅地の方は行かないように思いますが、いかがでしょう?




 次は鴨川沿いの植物を取り上げました。
 この写真で紫のものはクサフジと言います。確かに花の色と咲き方がフジに似ています。 花の色と葉の形が似ているので、カラスノエンドウとごっちゃにしていましたが、よく見ると花は全然違いますね。菜の花(カラシナ?)の黄色とアクセントになってなかなか綺麗です。



 次はチガヤです。鴨川の橋の向こう側の私有地の部分に生えています。まるでベージュの絨毯のようです。 毎年この季節はこうだったのですね。記憶が不正確でした。わかりにくいですが右下は拡大したものです。



 最後はコメツブツメグサです。今までも見てはいたのですが、初めて名前を確認しました。シロツメクサ(白詰草)やムラサキツメクサ(紫詰草)などと同じ仲間で、ヨーロッパから西アジア原産の帰化植物とのこと。明治の終わりころに牧草として日本に渡来し、野生化したようです。
 小さい花ですが、これも幅広く広がっています。開花期間が7月までと長いようで、庭のグラドカバーにも使えそうです。事実いくつか公園でグラドカバーとして使われているようです。拙宅の庭にも植えてみましょうか。



2016/5/8 馬場一秋