チョウトンボ これも珍しいのだ

 


 前回のアサギマダラに続いて珍しい昆虫の撮影に成功しました。これはチョウトンボと言います。

 他のトンボは結構なスピードで飛びますが、これはフワフワゆっくりと飛びます。それがチョウのようだということと(チョウでもアオスジアゲハのように速く飛ぶのもいますが)、胴の長さと同じくらいの翅の幅があるのがチョウを思わせるので、チョウトンボという名前になったようです。
 


                                                                           
 
 トンボと言われて思い浮かぶプロポーションは、下の写真のようなものと思われます(写真はオニヤンマ)。 比較すると、チョウトンボがトンボとしてはどれほど規格外(?)なのか、よくわかります。





 チョウトンボを前回いつどこで見かけたのか、と考えると記憶がありません。子供の頃もシオカラトンボやアカトンボのようにいつでも見ることができる、という種類ではありませんでしたが、現在、東京と神奈川では絶滅危惧種、埼玉と茨城を除く関東地方(つまり千葉、群馬、栃木)では準絶滅危惧種となっています。けっこうやばい状態にあるのですね。

 撮影できてラッキーでした。次の出会いはいつになるか、楽しみに待ちましょう。

                                                                                               

2013/6/24 馬場一秋