さあ春だ アゲハとツバメシジミ

  
 
 遅くなりましたが、春になって第1号のレポートです
 アゲハ(春型)の撮影に成功しました。アゲハの仲間はなかなか静止しないのでシャッターチャンスが稀なのですが、特にアゲハの春型は発生期間が短いせいもあって(私の記憶では5月中には夏型が出てきてしまう)、10年以上狙っていましたが写真が撮れませんでした。

 今日は運よく10秒ほど足元で静止してくれました。シャッターを続けざまに押しましたが、2枚ほどピントが合いまして、そのうちの1枚です。よくみると、後ろの翅がかなり傷んでいるのが残念です。発生してそれほど時間が経ったわけではないですが、鳥にでも食べられそうになった痕跡でしょうか。




 次の2枚の写真はツバメシジミというチョウです。翅に尾状突起があり、ツバメという名の由来となっています。このチョウはたくさんいますが、あまり注目していなかったのと、小さいため近寄らなければならないので意外にもこれまで撮影の機会がなく今回初登場です。撮影していたのかもしれませんが、あまり良いフォームがなくてレポートを書けなかったのかもしれません。やっと翅を開いた理想のフォームで撮影することができました。実際は2pくらいなのですが、上の写真のように拡大してみると、尾状突起がセールスポイントでなかなか貫録のある姿です。色や大きさはあまり変わらないのですが、このチョウも春型と夏型があります。

 一番下の写真で少しわかりますが、羽の裏面の尾状突起の位置辺りに赤い部分があるのが私は好きです。子供のころは、尾状突起と赤い模様が何とも素晴らしく感じられて憧れのチョウであった時期がありました。姿が似ていて数も同じくらいのヤマトシジミという種がいますが、尾状突起なし、赤い模様なしで、はるか格下のように考えていました。

 この他のチョウとしてはクロアゲハ、2大巨頭であるモンシロチョウおよびモンキチョウ、越冬したキタテハ、春の使者ツマキチョウ、そしてベニシジミも確認できました。





                                                  

 







 









 
 
 
 下の写真はチョウの話ではなく北池の湧水です。どうも昨年から出ているようなのですが、勢いが強くなったり弱くなったり「息」をしています。そばにあるマンホールに関係あるような、ないような、それとも完全なる自然の湧水なのか、とにかく正体がわかりません。いつまで続くのか、会員皆注目している現象です。




 2013/4/14 馬場一秋