盛夏 コムラサキ、ナガサキアゲハなど
さて、盛夏。三貫清水の森ではたくさんの昆虫たちが活動中です。ここに写真はないですが、アカボシゴマダラがますます数を増やしてきた感じです。ところが競合する我国在来種のゴマダラチョウの姿を今年はまだ一度も見ていません。駆逐されつつあるのでしょうか。心配です。
いくつか良いポーズの撮影ができたので報告します。左はコムラサキのメスです。オスと比べると紫色の光沢がないため、ちょっと見劣りします。このチョウは毎年安定して発生しているようです。
右はツマグロヒョウモンのオスです。翅を開いたり閉じたりしていて、シャッターを連続的に切りました。1枚だけ目いっぱい開いた状態のものが取れました。羽化したばかりなのか、これまでの撮影の中では翅の損傷度が最も少ないものです。
下の写真、左はクロアゲハです。後ろの翅の損傷が残念ですが、じっとしていてくれてました。後翅の上部、写真では前翅の下に隠れている部分に白い筋があればオスなのですが、このポーズではどちらかわかりません。オスっぽいですが。
右はナガサキアゲハのメスです。ナガサキアゲハも数が増えているようで、8月5日を過ぎてからは北池の周りをうろついていると、必ず姿を見せてくれます。ピントは甘いですが、捕獲していない状態での撮影ではベストの物です。しかし、一度左のクロアゲハくらいのポーズをものを撮りたいですね。前回のカラスアゲハではないですが、10年かかるかもしれませんが、それも楽しみです。
2012/8/11 馬場一秋