秋深し ウマオイ&トンボ  

 


 11月も下旬になりました。今日20日は25度近い気温となり、たくさんの昆虫が姿を見せてくれました。1時間ほどの散策で、チョウではウラギンシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、ヒメウラナミジャノメ、キチョウ、モンキチョウ、ルリタテハ、キタテハを確認しました。成虫で越冬するものは、そろそろ越冬する場所の調査に入っているでしょうか。
 写真左は10月末に撮影したものですが、「スイッチョン」と鳴くウマオイと思われます。バッタの仲間は晩秋でも元気で、クルマバッタ、イナゴ、オンブバッタが鴨川のそばにまだまだたくさんいました。鴨川の周りはさいたま市が草刈りをしたので、昆虫が生活するには条件が悪くなっていますが、それに負けるバッタたちではありません。
 負けずに元気なのはトンボたちで、撮影は11月20日です。
 中央はアキアカネと思われます。アキアカネという名前ですが、羽化するのは6月頃で、夏の間は高い山に登って避暑し、秋が近づくと里に降りてきます。アカトンボとひとくくりにしていますが、アカトンボという種名はなく、狭義にはこのトンボのことをアカトンボというと考えてよいでしょう。枯れ草の上に、赤い体、秋らしい写真では。
 写真右はイトトンボの仲間ですが、正式名は写真があまり鮮明でないこともあってよく分かりません。成虫で越冬するオツネントンボの仲間と思われますが。イトトンボの仲間は良く見ると美しいものが多く、もっと調べてみたいのですが、何せ体が小さいので還暦過ぎた目には観察はシンドイです。標本にするのも虫ピンを刺すことができるかどうか。でも、チャレンじしてみようかな。





















                                                2011/11/20 馬場一秋