夏本番! でも居なくなってしまった種類も

 

 
 6月26日に恒例の昆虫観察会を行いました。
まず、残念なことから書きますが、今年も埼玉県のチョウ、ミドリシジミは発見できませんでした。2006年に見たのが最後になっています。まだシーズンは終わっていないので今後に期待しますが、ここ三貫清水の森には食草のハンノキがたくさんあるので、棲息していても不思議ではないはず。仕事をリタイヤしたら、ミドリシジミの復活をライフワークにしたいと思います。同じゼフィルスのミズイロオナガシジミとアカシジミは、久しぶりに確認できましたので一安心です。
 もう一つ気になるのが、アワフキムシです。5年前まではいたるところに「アワ」があったのですが、今年はゼロ。三貫清水の森だけの現象でしょうか。数年前ミノムシの数が急に減ってきたことがありましたが、最近では復活しています。アワフキムシも復活を祈ります。
 しかしさすがに夏本番、たくさんの昆虫が出てきていました。このホームページ管理人の方撮影の美しい写真とともに、順次報告して行きます。
 今回は小さいですが良く見ると美しい昆虫のご紹介です。左はセマダラコガネといって、体長1cm程度のコガネムシです。触覚の先端が三又になっているのが特徴です。他のコガネムシの仲間と同様いろいろな植物の葉を食べます。発見できませんでしたが、全身が黒いタイプもあるそうです。
 中央はルリハナアブと言います。ギンバエの親分みたいですが、青銅色の光沢が大変きれいです。これも体長は1cm前後ですが、なんとなく貫禄すら感じます(私だけか?)。背中のHを横にしたような黒い線も魅力的です。
 右はトノサマバッタです。これは4cmくらいだったでしょうか。これを私達は子供のころオウドバッタと呼んでいました。黄土色のバッタという意味だと思いますが、この写真のように頭と足が緑色をしているのものはアオオウドと呼んでいました。ところが、ネットで「オウドバッタ」で検索しても何も出てきません。埼玉県(というか旧浦和市で私の子幼友達間)だけの方言だったのでしょうか。他の地方で別の呼び方があるのでしょうか。ご存知の方がおいででしたら教えてください。
 余談ですが、アメリカザリガニの体が赤いものを「マッカチン」と言っていましたが、これは検索すると関東の言い方らしい、というのが出てきます。
 














  
                                                       2011/7/1 馬場一秋