春です チョウが出てきました

 

 
 東日本大震災から3週間が経過致しました。原発の放射能もれ、本当に心配です。さいたま市までは240kmありますがチェルノブイリの例だと、300km離れた場所でも影響があったそうで、安心はできません。
 いろいろ心配はありますが、もう一つ私が気にしているのは農業のことです。以前仕事で福島県と宮城県の農地のかんがい排水施設の調査をしたことがあり、今回大きく被災した地区も見てきました。放射能が飛散した農地、海水に浸かった農地で再び農業ができるようになるのか、大変気になります。パイプラインも未だ確認できていないようですが、液状化で壊滅的な損傷を受けていることは確実です。
 さて、年度末の多忙もやっとひと段落、暖かさにもつられて久しぶりに三貫清水の森を散策しました。今年はチョウの出現が遅かったのですが、モンシロチョウ、キチョウ、モンキチョウの「御三家」のほか、アゲハと春の使者ツマキチョウを確認しました。もう一つ姿を見たのは越冬したキタテハ。これだけ静止してくれたので写真撮影に成功しました。昨年の秋から生きてきているので、さすがにハネがボロボロです。
 植物ではショカッサイがあちこちで咲いていました。正式名はオオアラセイトウ(大紫羅欄花)らしいですがムラサキナノハナ、シキンソウ、ハナダイコンなどいろいろ呼び名があるようです。都内でも線路脇などでよく目にしますが、全く生命力の強い植物です。
 鳥では、カルガモのほかカワウがいました。写してくれ、と言わんばかりにゆっくり水面に浮かんでいたので撮影しました。
 夏に向かって動物、植物がどんどん出てきます。彼らに元気を分けてもらいたいと思います。

















                                                        2011/4/2 馬場一秋