紅葉とモンキチョウ

 

 
 ついに師走ですが、三貫清水のモミジはちょうど紅葉がピーク(写真左)。この写真は北池のそばです。インターネットの情報によれば、夏の猛暑の影響で葉の生育が良く、今年の紅葉は全国的に出来が良いという説もありますが、確かになかなか綺麗です。猛暑は紅葉の時期には影響を与えることはなく、平野では11月中旬から12月までが見ごろのようです。そういえば、今までいつが見ごろか、いつまで鑑賞に堪えうるかという観察はしていませんでした。今年のデータを元に来年は確認してみようと思います。
 季節としては冬なのですが、まだ元気なチョウたちがいました。写真右はモンキチョウ(オス)。紋のある黄蝶という意味です。ちょっと色が褪せた感は否めませんが、まだまだ美しい姿を見せてくれています。モンキチョウのオスはその名の通り黄色なのですが、メスはモンシロチョウと間違えるくらい白っぽい物が多く(黄色のメスもいますが)、交尾している所を見ると別の種類の交尾と間違える人もいます。
 こんな師走の時期まで生きていますが、成虫で越冬するわけではありません。ところが発生も早く2月末には出てくるので、成虫で越冬すると勘違されて「オツネンチョウ」(漢字で書くと越年蝶。これならわかる)という別名をもっています。
 シロツメグサを食草としていますので、四ツ葉のクローバーを探す時一緒に幼虫を探してみてください。
 この他キタテハも姿を見せてくれました。こちらは成虫で越冬するタイプなので、そろそろ冬眠(クマとは違って穴の中で寝ているわけではないですが)に入ると思われます。シャッターチャンスなく写真なし。あしからず。















                                                        2010/12/12 馬場一秋