夏本番 今年もアカボシゴマダラ

 

 
 昆虫は動き回るため、写真が何枚も撮れる日もあれば、1時間いても全くシャッターチャンスが無い日もあります。今日は滅多に無いあたりの日でした。
まず、アカボシゴマダラが目の前に現れてくれました(一番左の写真)。このチョウは飛翔もゆっくりしていて、すぐ静止してくれるので撮影は楽でした。昨年初めて発見しましたが、もうこのチョウは三貫清水の森の住人になってくれたようで、この日、撮影したもの以外に2頭を目撃しました。昨年8月16日のレポートにも書きましたが、このチョウは元々は中国大陸にいた種類で、誰かが意図的に「放チョウ」したか、飼っていたのが逃げ出した「外来種」なのです。今の所、在来種を駆逐するようなことはない、と言われていますが年々増えていきそうな勢いで、注意して見て行きたいと思います。影響がないなら美しいチョウなのでたくさんいてほしいと思います。
 次はオオシオカラです。左から2番目がオス、3番目がメスです。ちょっと細めのシオカラトンボというのもいて、これのメスはムギワラトンボと呼ばれていますが、オオシオカラのメスはオオムギワラとは呼ばれていません。今の季節、三貫清水のトンボの半分はオオシオカラと思えるほど、たくさん飛び回っています。
 一番右はケムシ。ガの幼虫ですが、なかなかキレイです(毒々しいと思う方もいそうですが)。成虫の名前はわかりません。ある昆虫マニアが、幼虫時代の姿がド派手なケムシでさぞきれいな成虫になると期待していると、しょぼくれたガになってがっかりということが多いとエッセイに書いていました。これも地味な姿のガになるのかもしれませんが。
















                                                 2010/7/18 馬場一秋