オケラ君 君も居てくれたね

 久しぶりのリポートです。
 
鴨川の左岸側堤防上でオケラと遭遇しました。オケラにこの前出会ったのが何時だか、もうすっかり忘れてしまっています。最近減っている種類なので、今回の再会で一安心しました。
  調べると、正式名は「ケラ」で「オケラ」というのは俗称のようです。分類上はコオロギの仲間です。羽があってちゃんと飛べます。しかし、普段は土中に穴を掘って生活しているため、目に付きにくい昆虫です。夜中に土の中で、「ジーーーー」と鳴くのですが、昔はそれがミミズの鳴き声と信じられていました。また、私は子供の頃、オケラは泳ぎが上手なので、水中昆虫の一つと思っていました。  
 「オケラになる」といえば金がなくなることをいうように、「オケラ」という言葉には悪いイメージしかありません。これは、昔の人がオケラは農地の下を荒らす害虫という認識を持っていたためのようです。
 この日は、モンシロチョウ、モンキチョウの2大巨頭のほか、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、そして鴨川の中に生えている木でゴマダラチョウを見かけました。春型で白い部分が多い、夏型より優美な姿です。その他タテハチョウ科の茶色のチョウがいました。コムラサキらしいのですが、確認はできませんでした。次回までにはっきりさせたいと思います。
 この他北池では、カルガモの夫婦(と思う)が、くつろいでいました。片方が石の上で日向ぼっこをしていました。その写真も掲載します。

2009/5/23 馬場一秋

 
マウスを置くとカルガモになります