今年は多いぞ オニヤンマ

 

オニヤンマです。言うまでも無く、日本で一番大きなトンボです。今年は当たり年のようで、三貫清水の森でもよく見られます。オスは同じ所を周回飛行する習性を持っていて、三貫清水の森では、北池や南池の周り、そして鴨川が多いようです。この周回飛行の理由については、以前は「なわばり」維持のためと考えられていましたが、最近の研究でメスを求めての行動であることがわかりました。

採集は割と簡単です。周回飛行をしてくれるので(しかも高度は結構低い)、周回ルートを見極めてどこか1箇所で待っていればよいのです。何回空振りしても、ちょっと待っていれば同じ所に戻ってきてくれるのですから。捕獲した瞬間の、小さなトンボでは味わえない「バサバサ」という大きな羽音を聞くのは、毎回快感でした。これを撮影した日も、北池のそばで小学生の女の子がメダカ取り用の小さな網で、あっという間に2匹捕まえていました。

それと比べるとなかなか静止してくれないので撮影は大変です。静止してくれても手近なところとは限りません。この写真は管理人氏の望遠レンズの威力によるものです。

 

2008/9/21 馬場一秋