セセリチョウの仲間

 

セセリチョウ科の2種類のチョウの撮影に成功しました。右がミヤマチャバネセセリ、左がイチモンジセセリと言います。

セセリチョウの仲間は、胴が太く羽が小さく色がきたないので、チョウをよく知らない方からはガと思われています。確かにこの写真を見ても、失礼ながら風采は上がらないですね。

右のセセリの名前の頭についた「ミヤマ」は「深山」のことで、これがついた昆虫(動物や植物もそうですが)は、大体標高1000m以上の山地に棲息しています。ところが時々、ミヤマに反して平地にもいる種類がいます。このミヤマチャバネセセリもその一つ。ただし、インターネットで見ても結構珍しい種類で、私が三貫清水の森で確認したのは、実は初めてのことです。中学の頃からここで採集をしていましたが、捕獲の記憶が無いので、そのころは居なかったのかもしれません。一方のイチモンジセセリは、昔から飽きるほどいます。

ミヤマチャバネセセリはヒガンバナ、イチモンジセセリはハギにとまってくれていて、夏の終わりを演出してくれました。ありがとう。

 

2008/8/31 馬場一秋