ツマグロヒョウモン 羽化

 

またまたツマグロヒョウモンの登場です。我家の庭のタチツボスミレを食べて育った幼虫が、9月末から10月中旬にかけて7,8匹羽化しました。ラッキーなことに休日に羽化してくれたのがいて、一部始終を見ることができました。長年昆虫とつきあってきましたが、蝶の羽化に立ち会ったのは初めてでした。生命の誕生は、やはり感動的です。

蛹からスルリと出て、蛹の抜殻に摑まるまでがほんの1,2秒の間。動画でとるべきだったと悔やみましたが、時遅し。それから羽が伸びるまで1時間、飛んだのはさらにそれから2時間程度後でした。

左は蛹から出た直後。右は羽が伸びきった時のもの。右の写真にある血のような赤いものは、羽化のあとでツマグロヒョウモンが排泄した体液です。蝶になると花の蜜を吸うので、幼虫時に持っていた消化器などが不要になり、これを溶かしたものと言われています。それにしても、血にそっくりで驚かされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 2007/11/3 馬場一秋