ジャノメチョウ科の代表

 

夏にはいりました。本格的な夏の種類が全員集合となるのは6月後半になりますが、常連客のアゲハ、クロアゲハ、サトキマダラヒカゲ、キタテハ、コミスジ、イチモンジチョウ、ルリシジミなどが舞い始めました。写真はジャノメチョウ科の常連客、左がヒメウラナミジャノメで右がヒメジャノメです。この2種類も初夏から晩秋まで、三貫清水の森を飛び回ります。昨年ヒメジャノメが少なくてちょっと心配したのですが、今年はたくさん発生しています。

「ヒメ」のつかないウラナミジャノメという種類もいます。ところが、これは南方系の種類で温暖化が進んでいる今日でも関東地方にはほとんどいません。昆虫の名前でヒメがつくのは小さいという意味ですが、ウラナミジャノメとヒメウラナミジャノメはほとんど同じ大きさです。

ジャノメとは蛇の目。この仲間の「目」の数は固体によって差がある種類があり、右のヒメジャノメはその代表。何匹か捕らえて比較するとわかりますが、1匹ごとに微妙に差があります。暇のある時、たくさん捕まえて造化の神のいたずらを楽しんでみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ヒメウラナミジャノメ      ヒメジャノメ

2006/6/4 馬場一秋