6月昆虫たちの夏が来ました そしてクマバチの撮影に成功!

 

6月。いよいよ夏本番です。三貫清水の森では、夏のチョウの2大巨頭、キマダラヒカゲとキタテハが舞い始めました。コミスジとイチモンジチョウも黒の地に白い線のキザな姿を見せています。アゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ、ウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ、ルリシジミ、ヤマトシジミといった常連たちも元気です。また、アカシジミ(右下の写真)が今年も美しい姿を見せてくれました。

今日の主役は左下のハチです。ハチの写真を撮るのは勇気が要りますが、なんとかアップの撮影に成功。このハチの名前は「クマバチ」といいます。黒いお尻が熊を連想するところからきた名前と思われます。ハチの中では中型です。「クマンバチ」と「ン」が入る呼び名もありますが、これは最も大きな「スズメバチ」の俗称で、正式名で「クマンバチ」という種類はいません。ただし、両者をごっちゃに使っている地域も結構あるようです。

このハチはミツバチ科で、花の蜜を吸います。いっぽうライバル(?)のスズメバチは花には来ないで樹液を吸います。子供のころ、このクマバチとスズメバチの2種類のハチを生け捕りし、同じ虫かごに入れてみたことがあります。その結果どうなったか。2匹は戦いを始めてしまいました。やはり体の大きさの差か、スズメバチがクマバチを噛み殺してしまったのです。子供心に、生物同士の生存競争のすさまじさを見て、複雑な心境になりました。

今度はスズメバチのアップに挑戦したいと思いますが、獰猛な相手だけに、かなりの望遠レンズを使わないと刺される危険があります。どうやろうかなぁーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2005/6/05 馬場一秋