月例活動300回に寄せて
2018・04・25

 風花香る季節になりました。

 日頃、三貫清水の会の活動に対し、ご理解・ご協力をいただき、深く感謝申し上げます。


 平成5年5月から毎月1回続けてきた当会の月例活動が、この4月で300回(通算25年)を数えることができました。
 これもひとえに、当会会員、さいたま市、奈良町自治会、子供会など多数の方々のご協力のたまものであり、重ねて御礼申し上げます。


 当会は自然保護ボランティア団体として、「楽しく、明るく、無理なく、自由に」をモットーに活動しております。


 25年前に活動を始めた当初、活動は不法投棄・放置されたごみの撤去が中心であり、古タイヤ、フォークリフトの部品、洗濯機、冷蔵庫などがトラックに何台も集まり、会員は宝物さがしのごとく作業に取り組んでおりました。
 こうした活動を地道に持続してきた結果、大物のごみは徐々になくなり、近年は、雑木林の管理など三貫清水一帯の環境保全作業が活動の中心となりました。


 昭和40年頃に姿を消したホタルの復活にも成功し、約20年前から、毎年7、8月になるとホタルが飛び交います。
 雑木林の中にある鎌倉街道は絶好の散歩道となっています。
 下草刈りなどを続けてきた結果、貴重な草花が着実に再生しています。
 県の蝶・ミドリシジミの復活に向け、食草のハンノキの植栽などを進めています。


 地元の別所小学校や日進北小学校の子どもたちが、総合学習の場として三貫清水を訪れ、当会のメンバーが三貫清水ゆかりの太田道灌の紙芝居などを通じて自然の大切さを訴える、などの活動も行っており、高島屋、世界的自動車部品メーカーのヤザキ、ガスエネルギー事業者のサイサンなど、多方面から支援もいただいています。


 「継続は力なり」の言葉の通り、今後も350回、400回と活動を積み重ねてまいります。
 今後とも、よろしくお願いいたします。


安藤 勝